塾長のブログ - 留学について


夏期の英語研修中、僕は学部学生の寮に住んでいました。

夏の間もSummer Term(夏学期)という学期があって、
一部の学生はクラスを取っているので寮に住み続けるが、
多くの学生たちは実家に帰郷しており、部屋に空きがあるというわけです。

研修のクラスメートたちの多くも(とくに日本人学生は)同じ寮に住んでいたので、
日本人同士で行動することが多かったのですが、
それでも一人でいるとき、アメリカ人学生と触れ合うこともしばしばでした。

アメリカの学生さんたちは、
寮の廊下などですれ違ったときにも、全く知らない人でも挨拶をしてきます。

"What's up?" "How's it going?"

という具合に話しかけられるのですが、
恥ずかしながら当時僕はこれらのフレーズになじみがなく、
なんと答えればよいかよくわからなかったのです!

今の学生さんたちは、より会話的な表現に重点を置いた英語教育を受けているので、
「えっ、そんなことも知らずに留学したの???」と思われるかもしれませんが、
事実として僕は知らなかったのです。

以前説明したように、僕は中高時代までは恵まれた英語教育を受け、
大学受験でも英語は得意科目でしたし、
また、留学直前に受けたエッセーライティングのPrivate Tutoringを通じて、
アカデミックな議論に必要な表現にはかなり自信を持って留学したつもりでした。

しかしながら後から考えてみると、
僕の英語学習は、あまり日常生活系の英会話には重点を置いてこなかった、ということのようです。

それに、アメリカの学部学生の英語は、かなりくだけてざっくばらんな感じで、
要するに子供っぽさの残る英語なのですね。

しゃべっているときに、調子を整えたり、
言葉を探したりするたびに"...like" とか"it's llike.."とかをはさんだりする人も多かったです。

学期が始まり、大学院生たちと交流するようになってわかったのですが、
院生ぐらいのレベル(年齢?知的レベル?)になるとそういった特徴はなくなり、
むしろ僕にとってはわかりやすい英語なのです。

そういうわけで僕は、しばらくの間学部学生との会話に苦労しました。

今から留学する人々にも、
ある程度自分が入ることになる環境に適したレベルの英語に慣れておくことをお勧めします。

幸い、今の時代には英会話教材やネットをはじめ、
このような目的に利用可能な多くのリソースがあります。

畑中個人指導塾の「英語エリート養成コース」では、
それらの教材を組み合わせた最適なカリキュラムを提供しています。


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