塾長のブログ - 留学について


僕が最初にアメリカに留学したのは、日本の大学院の修士課程を終えてからのことでした。

僕は、中高生のころからアメリカに対する憧れが人一倍強く、
また英語が大好きな科目だったこともあり
将来アメリカに留学したいとの希望を比較的早くから持っていました。

母校の栄光学園はカトリック系でドイツをはじめ外国人の先生が多く、
英語の教育も独自教材を使用したハイレベルなものでした。

その結果早くから学校以外の英語学習本(とくに松本道弘の本)などを読んだりして、
さらに英語文化圏への興味と尊敬を深めていきました。

今から考えると「アメリカかぶれ」と言われても仕方がないような熱狂ぶりでしたね(笑)

大学に入ってから経済学にハマり、経済学の博士課程に留学する計画を立て、準備に入りました。

当然英語力を一定レベルまで引き上げるのも準備の一部分です。
現地で生活することになるのだからあたりまえですが、
それ以前にTOEFLやGREなどの試験である程度の点数をとることが留学に必須だからです。

学部時代はもっぱらリスニング力や速読力に重点を置いて学習しました。
FENを聴いたり、English Adventureなるリスニング教材を用いたり、TimeやNewsweekを購読したりしました。

とくに効果がありかつその後の僕のものの考え方に決定的な影響を及ぼしたのは、
修士課程時代の2年間に学外で受けていたEssay Writingの個人指導でした。

これは週一回一時間の指導で、毎週出されるテーマについて小論文を書き、
それを添削してもらった後そのテーマについて議論するというものでした。

この時の先生が非常に教養の深いアメリカ人で、出されるテーマも大体時事的でcontroversialなものか、
あるいは哲学的なものがほとんどだったのです。
ちなみに彼は、弁護士でもあり、Harvard Law School の出身でした。

その指導を通じて僕は、欧米的な、
しかも日本にはないタイプのハイレベルな知性のあり方に初めて遭遇し、衝撃を受けました。

そうこうしているうちにより具体的な留学準備の時期になり、
徳に対した対策もせずにTOEFLやGREを受け、
TOEFLは一回目で当時の配点でで610点、
GREも経済学でっ留学する学生としては十分な点数を挙げることができました。

願書も自分で苦労して記入したものを先ほどの先生に添削してもらい、無事提出。
UC BerkeleyとUniversity of Michigan, Ann Arborに合格し、
より奨学金のオファーがよいMichiganに行くことを選んだのでした(つづく)。


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